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MOTOGP“LAGNASECA”
今日やっと先週末あったMOTOGPアメリカ“LAGNA SECA”をヴィデオで見た。
個人的に今回のレースは先週に引き続き、再びロレンソに優勝して欲しかった。
ところが、オーストラリアライダー“ケーシー・ストネール”の快走がそれを許さなかった。
レース後のロレンソも清々しい顔でインタビューに応え、ストネールの走りを称えている。
ロレンソはスタートから首位を取ったが、後半残り6週で外側から白線に乗るほどギリギリの隙に入り込んできたストネールに直後の左カーブで抜かれた。
その後は引き離されるばかりだった。
ストネールはレース中盤に2位だったダニー・ペドロサを抜き去り、その後じわじわとロレンソに詰め寄り
(快ラップを維持し続けた、一方ロレンソは途中タイムがバラついた)、
かなりのプレッシャーを掛けられた後の追い抜きだった。
この日のストネールの走りは本当にすごかった。
積極的に攻め、最高のブレーキングとライン取り。ロレンソが膨らんだところを最短で切り続けた。
ロレンソもインタビューで言ってた。
「彼の走りは最高だった。優勝するに値する。」
でもおいらはロレンソにも敬意を払いたい。
というのもこの前日の第三回フリー走行で彼は信じられない転倒を起こした。
まさにバイクごと吹っ飛び右前方へ真っ逆さま。アスファルトに落ちた。
その後コースからははじき出されたものの、彼の後から滑ってきた自身のバイクに右足が接触。
しばらく動けないでいた。
最終的に立ち上がったが救護隊の支えを得てパドックへ帰る。
誰もが心配した事故だったが、本人もラッキーだったと言うぐらいたいしたことにならずに済んだ。
その後心配されたのは、かれの精神的なショックだったが、翌日何事も無かったように好タイムで走っている。未だに本人も何が原因の転倒だったのか良くわかってないと言うが、恐怖に打ち勝つ精神力が半端じゃない・・・
反面がっかりなのは、あれだけストネールの走りを褒めといて、レース後の自身のブログでファンから
“なんで最後まで勝負しなかったんだ?!”(差が開いたことに対して)との質問に
「前日の事故で右足に力が入らなかった」と答えてる。
スペイン人からはブーイングだ。
“いつも言い訳ばかりの畜生野郎”“女の腐ったヤツ”とか、結構アンチロレンソは多い。
日本人と価値観がどっか似てるスペイン人(バルセロナがある地方に住むカタルーニャ人だけか?ちなみにロレンソはカタルーニャ人)にとって、
“男が言い訳するとはけしからん!”みたいのがあるらしい。
一方前回名づけた“武士道ライダー”ダニーは、まだ完全でない怪我のことには触れず、3位というレースの結果に十分満足して、「次はもっと体の状態をよくして結果につなげたい」と語った。
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2011/07/29 (Fri.) Trackback() Comment(0) オートバイ
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